過能歯科医院のインプラント治療
過能歯科医院ではさまざまなメリットから、インプラントを使って欠損した永久歯を補う治療をおすすめしていますが、インプラント以外の治療法のメリットとデメリットもご説明し、インプラント治療を強要することなく、患者さん自身で治療法を決めていただいています(症状や体質などによって、患者さんが希望される治療法が適用できない場合もございますので、ご了承ください)。
※インプラント治療は保険適用外の自由診療となりますので、事前の説明と治療計画は欠かさず、また、患者さんの同意なきインプラント治療はいたしません。
インプラント治療のメリットとデメリット
メリット
- 健康な歯を削ったり、傷めたりすることがありません。
- 外からは、インプラントを入れていることがほとんどわかりません。
- 一般的な入れ歯のように、はずれたりぐらついたりすることがほとんどありません。
デメリット
- 術後も、定期的な検診が必要です。
- 感染症にかかりやすくなるため、こまめな口腔ケアが不可欠です。
- 施術できない場合があります。
骨粗しょう症の方、糖尿病の方、重度の歯周病の方、血液関係の病気にかかっている方など。歯周病の方は、先に歯周病の治療をおこなう場合がございます。
インプラント治療の流れ
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1検査・診断・説明
レントゲン撮影、口腔内チェック、また、患者さんの健康状態などの確認をおこない、インプラント治療をおこなえるかどうかの診断をいたします。
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2インプラント埋入手術
インプラントを顎の骨に埋入します。1本につき60分程度の手術で、入院の必要はありません。
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3定期観察期間
インプラントが顎の骨になじむまで、3か月~6か月待ちます。この間は、1か月に一度程度ご来院いただき、インプラントや周辺組織のチェックをおこないます。
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4上部構造(人工の歯)の取り付け
インプラントが顎の骨にしっかりとなじんだら、人工の歯を取り付けます。インプラント治療自体はこれで終了ですが、インプラントを長持ちさせるためにも、必ず定期検診にお越しください。
インプラントのアフターケア(定期検診、ブラッシング)
インプラントは人工歯根と人工の歯でできていますのでむし歯にはなりませんが、天然の歯よりも感染症(歯周病など)にかかりやすく、また、感染症にかかったことに気付きにくいというデメリットがあります。ですから、インプラントは治療後の定期検診と、よりこまめな口腔ケアが最も大切なのです。
定期検診を受けましょう(医院でのメンテナンス)
上でも述べましたが、インプラントは人工の歯ですので、インプラントや歯肉などの周辺組織にトラブルが起こっていても、気付くのが遅れてしまうことがあります。治療後は定期的に通院して歯科医師にインプラントや歯肉、噛み合わせ、口腔内のチェックをしてもらうことで、万が一トラブルが生じたときも早期に治療を開始することができます。
定期検診でのメンテナンスは、3~6か月に一度程度お越しください。もちろん定期検診以外でも、インプラントやお口に違和感を感じたときにはすぐに歯科医師にご相談ください。
正しいブラッシングを心がけましょう(歯みがきでのセルフケア)
毎日のブラッシング(歯みがき)で口の中を清潔に保ちましょう。ブラッシングを正しくおこなうことで、インプラント以外の健康な歯のむし歯を防ぐことができるだけでなく、歯垢や歯石をたまりにくくすることで、感染症の原因となる細菌の繁殖をおさえることができます。
過能歯科医院では、正しい歯のみがき方指導(ブラッシング指導)もおこなっています。ブラッシングで感染症の予防を心がけましょう。
PMTC(プロによる歯のクリーニング)を受けましょう
PMTCとは、資格を持ったプロ(歯科医師または歯科衛生士)が専用の器具を使っておこなう歯のクリーニングのことです。毎日の歯みがきだけではどうしてもみがき残しができてしまいますので、歯垢や歯石を落としきれません。
インプラントを守るため、また、歯とお口の健康のために、時々歯科医院でPMTCを受けることをおすすめします。